酸素採集

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「こんなときに猫がいてくれたらなあ」とときどき思う。
現実逃避のようでいて、意外と本格的な解決になるような気がする。
でもすぐには無理なので、とりあえず読書。
「よーし。本読も。」と思い立つだけでもう半分そっちの世界に出張しているんじゃないだろうか。このひと呼吸をいつでもどこでも(本がなくても)できるように技術的に見につけたい。

今読んでる『インディアナ・インディアナ』はこういうひと呼吸にぴったりの小説だと思う。読んだことのない感じの小説で、ひたすら長いト書きを読んでいるみたい。読む人は突然主人公の頭の中に放り込まれたようになって、身動きができないまま主人公の眼孔から世界を眺めているようだ。何も説明がないまま進んでいく。ずっと静かで寂しくて暖かくて美しい。ときどき挿入される手紙も、わけがわからないけど心地よくてぼんやりちょっと泣く。脳がとけそうだ。

借りた本だけど、頭が混乱したときには取り出して読みたいから自分用に買おう。

2007年06月01日 |  Comments (2)

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